7月26日(日) 朝から暑い一日でしたが、たくさんのお客様にいらしていただき、おかげざまで盛況のうちに終える事ができました。
当日、演奏会に足をお運びいただきましたお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
やはり演奏会をするからには練習はもちろんですが、聴いていただかなければ意味がありません。そこまでが演奏会で弾くという事と思っています。
さて、評判はいかがでしたか。
今回の演奏会の話は、前回の「東欧の調べコンサート」に私がもう一つの代表を務め演奏している弦楽合奏団ENSEMBLE MINATOで出演した際の演奏会終了後に提案されました。
一緒に演奏した「若い芽の会ストリングアンサンブル」は、ずっと久保田洋先生が指導、指揮をされ、私は長年トレーナーとして関わってきました。
この団体とはウィーン、クレモナ、ブラチスラバへの海外演奏旅行、大分や新潟での演奏会、軽井沢の大賀ホールなど色々な楽しい経験をさせていただきました。
声楽家の日向野菜生さんとはスロバキアのブラチスラバでの演奏会でご一緒し、日本でも何回か若い芽の会の演奏会に出演していただいています。
そんなご縁があって、今回は久保田先生からこの演奏会にお誘いいただき、私自身は 自分が率いる団体とご一緒させていただく事にとても感慨深いものがありました。
みなと弦楽合奏団で演奏した3曲の練習を始めたのは年明け頃。東欧というタイトルがつく為、選曲にかなり悩みました。ヤン・ツァハという作曲家は日本ではあまり知られていないようで、演奏される機会も少ないようですが、シンフォニアは初心者、中級者向けのとても素敵な曲です。ドヴォルジャークのアヴェマリア、フィビフのポエムは久保田先生から楽譜をいただき、今回のプログラムに入れました。両方とも素敵な曲でしたね。
日向野さんが歌ったバルトーク、編曲は久保田先生ですが、これが大変でした!
何と言ってもバルトーク特有の変拍子と聴きなれない和音。最初、練習を始めた頃は あってるのか間違っているのかもわからない。曲も知らないので、楽譜に書いてある事を忠実に練習するしかない。本当に大変で、本番の1週間ほど前に初めて日向野さんと合わせた時は何とか最後まで弾くことができて、ホッとしました。
山登りなどした事のない私ですが、「とても苦労して登った山の頂上から見た風景は素晴らしい」
終わった時の心境はこの一言です。
メンバーの皆さん、お疲れ様でした。
知らない曲ばかりでつまらないと思う事もあるかと思いますが、知っている曲なんてほんのわずか。
知らない曲にも、いえ、知らない曲にこそいい曲がたくさんあって、その中に有名な曲も混ぜてレパートリーを増やしていきたいというのが今後の目標です。
また次に向けて歩き出しましょう。よろしくお願いいたします。
リハーサル風景です。
本番前に客席で。