4月のままブログは止まってしまいました。
コロナは一向に収まる気配はなく、季節は夏に移り変わっていきます。
昨日、「情熱大陸」という番組で東京フィルハーモニーの演奏会の様子をやっていました。
見ていて泣きました。
仕方がないと思って過ごしてきた日常が元に戻る事はないという確信に変わってきていて、実感してしまったという感じでしょうか。
人の前で弾く事ができない、自分の存在を否定されていような気がするのは私だけではありませんでした。
理解しつつ、先を走っている私は落ち込んでなんかいられない、前を向きましょうと叱咤激励して進んできましたが、それは強がりだけで本当は誰よりも悲しかったし、泣きたかったし、もう辞めたかった。
もうここまで頑張ってきたからいいかなと何度も思いました。
毎年の 4月の発表会を中止
「弦楽合奏団 ENSEMBLE MINATO」の毎秋10月の定期演奏会を今年は諦め、来年5月30日(日)王子ホールに延期。
11月に開催されていた「わいわい祭り」も登録団体の発表会として無観客で10月に開催。
毎年の12月の生徒たちとのクリスマス会も今年はできるのだろうか。
そして来年2月28日(日)に開催予定のみなと弦楽合奏団定期演奏会も発表会として開催予定に変更。
暗い話ばかりで気が滅入ってしまいますが、音楽は人間が生きていく上で絶対に必要です。これで生演奏の機会がなくなってしまったら、文化芸術は壊滅していくしかない。そんな事は決してあってはならないのです。
きっと過去にも戦争とか、ペストとかで、こんな時期があったに違いない。
それを乗り越えて新しい音楽が生まれ、演奏され続けているという事は、ここで私たちが止まってはいけないということなのでしょう。
元に戻ったら、毎月1回は必ず演奏会に行こうなどと呑気にかまえていた私ですが、今度、演奏会があったら絶対いくぞー!