弦楽合奏団ENSEMBLE MINATOの「第14回定期演奏会」にお出かけくださいまして ありがとうございました。
チャイコフスキーの弦楽セレナーデはいかがだったでしょうか。
以前にも書きましたが、本来のチャイコフスキーが想定した人数はもっと大きな編成。これを私たち20人で演奏するとなると一人一人がよほど情熱的に、繊細に弾かなくてはなりません。
チャイコフスキーのメロディーは美しく、弾いていて楽しいのですが、これをエキセントリックにならずにエレガントに、メランコリックに、そして迫力のある演奏を、となるともう大変。
全身で演奏し、全集中力を研ぎ澄まし、終わったあとは抜け殻のようでした。
少しでも私たちのそんな想いが届いていたら嬉しく思います。
ここまでチャイコフスキーを演奏しないできた私たちですが、やはり今回だった!と強く思っています。
若い頃しかできない事は山ほどありますが、年齢を重ねなければできない事もあると今回、実感しました。
もうかなり重ねてますケド。
聴いてくださる方がいてこその演奏会です。それがあってここまで続けてくる事ができました。
足をお運びくださった皆さまに心より感謝しております。
ありがとうございました。
弦楽合奏団ENSEMBLE MINATO 代表 山形淳子
これは昨年、撮影し今回のプログラムに使用した写真です。