2014 弦楽器フェア

2014弦楽器フェアが北の丸公園の科学技術で10/31〜11/2まで開催されました。
私はイタリア、クレモナの楽器製作者Stefano Trabucchi 氏(ステファノ トラブッキ)に会うために毎年このフェアに行っています。
(Stefano Trabucchi:www.trabucchi.com

トラブッキ氏とは2005年に若い芽の会ジュニアアンサンブルを連れてクレモナで演奏会をした以来のお付き合いです。
このフェアの特徴は演奏会がある事。コンサートでは演奏家がそれぞれの作者さんの楽器を弾いてくれます。1回のコンサートで5、6台の楽器を使って、それぞれの楽器にあった曲を演奏します。今回は仁村英仁さんによって彼のヴァイオリンが演奏されました。(曲目はパガニーニのCapricci Op1よりNo.17とNo.5)
トラブッキ氏は今回、同じ木、木型で作った新作の楽器、2台を持ってきていました。試奏させていただきましたが、音が全く違います。条件も作者も同じなのにこんなに違いがあるって不思議。制作者さんは皆さん、同じ事を言います。「出来てみないとわからない。」

楽器の裏をみせる為、わざとこうして持っています。
裏板は1枚板。とてもきれいで、音も重厚でステキな楽器でした。

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